ゲーミングマウスパッドって結局どれを買うべきなのかよく分かりませんよね。
種類が多すぎるし、どんなゲーム向けとも説明されていないので、実際どれを買えばいいのか分かりにくいのが現状です。
この記事では、ゲーミングマウスパッドの選び方と本当におすすめできるゲーミングマウスパッドを紹介しながら、現代ゲームにはどんな要素が求められているのかについても詳しく解説していきます。
定番製品が推されがちですが、2020年以降に多くのマウスパッドがリリースされ、状況が大きく変わりつつあります。マイナーであっても現代ゲーム向けな操作感のマウスパッドを選んだ方が失敗は防げます。
是非参考にしてみてください。
ゲーミングマウスパッドとは
そもそもゲーミングマウスパッドとは?というところに触れておきます。
ゲーミングマウスパッドとはゲーム向けに製作されているマウスパッドのことで、オフィス等で使われるようなマウスパッドとは全く異なる材質で作られており、ゲームプレイでのパフォーマンスを最大限引き出せるように設計されています。
また、材質だけでなく、FPS ゲームをプレイすると視点移動のためにマウスを大きく動かす必要が出てくるため、大きさもゲーム用に作られています。
そして、ゲーミングマウスパッドといっても全てが同じなわけではなく、各デバイスメーカーによって差別化が図られています。
似たように見えるゲーミングマウスパッドですが、それぞれ異なる点があり個性豊かです。
ゲーミングマウスパッドの選び方
ここからはゲーミングマウスパッドの選び方について解説していきます。
選んでいくうえで、判断基準が無いとどれが自分に合う製品なのか判断ができません。
そこで当ブログからの判断基準を設けてみたので是非参考にしてみてください。
重要視したほうがいいこと
滑りは自分に合っているか
止めやすさは自分に合っているか
操作のしやすさはゲームに合っているか
大きさは自分に合っているか
滑りは合っているか
滑りは言い換えると、動かしやすさということになります。滑りは表面素材の特性が大きく影響します。
止まっている状態から無駄な摩擦抵抗感が無く、力まずに動かすことができると、動かしはじめと滑らせている間の力の入れ加減に極端な差が無くなります。
特に、トラッキング操作 (敵を狙い続ける動作) は摩擦抵抗感が少ない方がやりやすいです。その反面、滑り出しが軽ければ軽いほど、フリック操作や繊細なコントロールは難しくなっていきます。
そのため、大きく分けてゲーミングマウスパッドには滑りの種類が3種類あります。
バランスタイプ
- 程よく扱いやすい
コントロールタイプ
- 動かしはじめるのに力が必要
スピードタイプ
- 動かしはじめるのに力がほとんど要らない
Apex LegendsやFortniteなどはバランスタイプかスピードタイプがよく使われていますが、CS:GOやVALORANTではスピードタイプのマウスパッドはあまり使われません。
止めやすさは合っているか
止めやすさは言い換えると、制御のしやすさということになります。止めも表面素材の影響をよく受けますが、使われているクッションによっても止めやすさの影響を受けます。
クッションが柔らかいと止めやすくなります。
止めやすいマウスパッドは任意のタイミングで止めることができるので、思ったところで止められないということが無くなりますが、クッションが柔らかいと力んでしまった時に滑りに抵抗感が発生するため、一概に柔らかければいいというわけでもありません。
操作のしやすさは合っているか
操作のしやすさは言い換えると、滑りやすさと止めやすさのバランスが良いということになります。
滑るけど止められない、また、止まるけど滑らないという極端な特性だと使えるシーンが限定されてしまいます。
自分がプレイしているゲーム・タイトルには速い視点移動が求められるのか、ゆっくりと精密な視点移動が求められるのかを考えながら選んでいく必要があります。
大きさが適切か
マウスパッドは大きいほど操作性の自由度が広がります。
マウスパッドが小さいと、ハイセンシでのプレイに限定される
マウスパッドが大きいと、ローセンシでもマウスを置き直すことなく振り向けるようになる
FPSをプレイするなら、ハイセンシでない限りは一般的なLサイズくらいの製品を選んだ方が失敗しにくいです。
結構大きめのサイズなので置ける環境が整えられない場合もあるかもしれませんが、ローセンシの場合、大きいマウスパッドはパフォーマンスを最大限に活かす近道でもあるので、この際、置けるように環境を整えてみましょう。
マウスパッドの大きさ一覧 | M | L |
縦 | 約 280mm | 約 400mm |
横 | 約 340mm | 約 460mm |
おすすめマウスパッドランキング
ここからは管理人が選んだ本当におすすめできる現代ゲーム向けのゲーミングマウスパッドを紹介していきます。
順位だけだと決めにくかったためティアー (Tier) でも紹介していきます。
【1位】Esports Tiger EBA BLUE【S Tier】
Lサイズのスピードバランスタイプ
抵抗感の無い軽い滑り出し・ソフトクッションを採用で少しの圧をかければ止めやすさも抜群というマウスパッドです。ザラつきのある質感ですが擦れても痛くなりにくいです。巻グセも少なく湿気にも強く、汗で貼り付く感じはありません。VALORANTのプロにも使われています。
素材 | 布 |
滑りやすさ | 極めて軽い滑り出し トラッキング操作がとてもやりやすい |
止めやすさ | 意図したところで止められる フリック操作がとてもやりやすい |
クッションの柔らかさ | とてもやわらかい |
操作のしやすさ | 極めてバランスが良い |
サイズ | 400mm x 480mm x 4mm |
向いてるゲーム | トラッキングエイム・フリックエイムが求められるゲーム |
【2位】Glorious Elements FIRE【S Tier】
小さめLサイズのスピードバランスタイプ
抵抗感の少ない滑り出し、表面素材の摩擦だけでも止めやすいマウスパッドです。フラット梱包のため巻グセに悩まされません。ザラつきのある質感ですが擦れても痛くなりにくいです。湿気に強く汗で貼り付く感じはありません。大きいマウスパッドが置けない人にもおすすめできます。
素材 | 布 |
滑りやすさ | かなり軽い滑り出し トラッキング操作がやりやすい |
止めやすさ | 程よく止められる フリック操作がやりやすい |
クッションの柔らかさ | かたい |
操作のしやすさ | バランスが良い |
サイズ | 380mm x 430mm x 3mm |
向いてるゲーム | トラッキングエイム・フリックエイムが求められるゲーム |
3位 Fnatic Gear DASH【S Tier】
縦幅小さめLサイズのスピードバランスタイプ
Glorious Elements FIREとほとんど同じ印象ですが、DASHの方が僅かにスピード抑え気味です。Lサイズの価格が落ち着いてきたのでコスパは多少良くなってきています。はじめは巻グセがあってもいいという人はDASHがおすすめ。デスクマットみたいなでっかいサイズもあります。
素材 | 布 |
滑りやすさ | かなり軽い滑り出し トラッキング操作がやりやすい |
止めやすさ | 程よく止められる フリック操作がとてもやりやすい |
クッションの柔らかさ | かたい |
操作のしやすさ | バランスが良い |
サイズ | 487mm x 372mm x 3mm |
向いてるゲーム | トラッキングエイム・フリックエイムが求められるゲーム |
【4位】Xtrfy GP4【S Tier】
Lサイズのバランスタイプ
ふわふわとしたさわり心地のいいマウスパッドです。抵抗感の少ない滑り出し、扱いやすいスピード感、ソフトクッションの採用で止めやすさもあります。速すぎないスピード感で親しみやすい布マウスパッド系の操作感、馴染みやすいです。巻グセがキツめなことが注意点です。
素材 | 布 |
滑りやすさ | 軽い滑り出し トラッキング操作がやりやすい |
止めやすさ | 程よく止められる フリック操作がとてもやりやすい |
クッションの柔らかさ | とてもやわらかい |
操作のしやすさ | バランスが良い |
サイズ | 460mm x 400mm x 4mm |
向いてるゲーム | トラッキングエイム・フリックエイムが求められるゲーム |
【5位】HyperX FURY S Speed Edition Pro【A Tier】
Lサイズのバランスタイプ
上に出たGP4の下位互換でふわふわとしたさわり心地のいいマウスパッドです。抵抗感は少なめ、ソフトクッション採用で、低価格でも意外と使いやすさの光ります。とりあえず、低価格でもちゃんとしたマウスパッドいなら、今だとこれが現代向けな操作感としてスタートライン。
素材 | 布 |
滑りやすさ | 軽い滑り出し トラッキング操作がやりやすい |
止めやすさ | 程よく止められる フリック操作がとてもやりやすい |
クッションの柔らかさ | とてもやわらかい |
操作のしやすさ | バランスが良い |
サイズ | 450mm x 400 mm x 4mm |
向いてるゲーム | トラッキングエイム・フリックエイムが求められるゲーム |
現代ゲームにはどんな要素が求められているのか
最近のゲームには、速めの視点移動速度と縦横3Dな視点移動が求められることが多いです。
2018年頃からバトル・ロワイアル系のゲームが普及しだしたことにより、この傾向が強くなってきました。特にApex Legends・Fortniteは速い視点移動と3Dな視点移動が同時に求められます。
それ以前のFPS ゲームはというと、CS:GOやレインボーシックス シージという水平視点移動が主体のFPSが多かったです。
当時の定番製品は今だと少しクセがある
その定番製品中の筆頭として ロジクールG G640rがありますが、G640rは縦横で滑りの差があって水平方向の視点移動が多いゲーム向けです。
最近流行りのApex Legendsのような上下左右に激しい視点移動をするゲームでは、垂直方向に抵抗感が発生するためクセが強めの操作感になってしまいます。
G640rの発売日は2016年で3Dな視点移動のゲームが流行る前でした。現在でもVALORANTのような水へ方向の視点移動が多いゲームではプロも使っている人が多いですが、3Dな視点移動が要求されるApex Legendsをプレイするプロはほとんど使っていません。
水平の視点移動がメインのゲームでは扱いやすいと言えますが、2021年のゲームタイトルラインナップでは水平視点移動がメインのゲームの方が少ないです。
定番製品だからといって絶対に使いやすいというわけではありません。
まとめ
この記事ではマウスパッドの選び方とおすすめのマウスパッドを紹介してきました。
ゲーミングマウスパッドのまとめ
- 操作性はゲームタイトルに合わせる
- 自分の追求する要素を考える
- 定番品よりも新しいマウスパッドを選ぶと失敗しにくい
2020年以降多くの新しいマウスパッドが市場に進出してきています。この記事で紹介したマウスパッドはどれも新しいけれど素性の良さが光るマウスパッドです。
是非一度試してみてください。