SOUNDPEATSから新発売のSOUNDPEATS Capsule3 Pro 透明白についてレビューを行っていきます。
Capsule3 Pro 透明白は、Capsule3 Proのカラーバリエーションとして展開された製品です。ANC (アクティブノイズキャンセリング機能) を搭載し、LDACコーデックにも対応することでハイレゾ音源の再生を可能にしたワイヤレスイヤホンです。
今回はSOUNDPEATS様からCupsule3 Pro 透明白のレビューサンプルを提供していただけたので、実際に使用感を詳しくチェックしていきます。
Capsule3 Pro 透明白 イチオシポイント
- 耳に着けても悪目立ちしない透明色
- 自然で刺激の少ない上質な音質
- 黒よりもフィット感が良い
- 直感的な操作が可能な専用アプリ
結論から述べてしまうと、Capsule3 Pro 透明白は透明になったおかけで洋服との馴染みが良くなったCupsule3 Proです。
少し大きめサイズですが、クリアカラーなため悪目立ちしません。女性が着用するにもとてもおすすめな見た目になりました。まるでシルバアクセサリーを着けているかのような見た目になります。
音質面では自然な低域と高域表現で、とてもバランスが良いです。不快な籠もったようなボワつき刺さるようなシャリつきは一切ありません。長時間音楽を楽しむことができます。
やり過ぎな音質を嫌う方には特におすすめなイヤホンです。
それでは、紹介はこの辺にして、詳しくチェックしていきましょう!
Capsule3 Pro 透明白とは
Capsule3 Proはハイレゾ (High-Resolution Audio) とLDACコーデックに対応したカナル型完全ワイヤレスイヤホンです。
ドライバーには12mmのバイオコーティングダイナミックドライバーを搭載します。
電車の走行音や車内の雑音などにはかなり強いハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、最大43dBまで騒音低減が可能になっています。
また、風ノイズ対策もできるENCノイズキャンセリング機能搭載のマイクを6基搭載し、クリアな通話品質を実現しています。イヤホン単体での再生可能時間は最大8時間、充電ケースを併用すれば最大52時間使用することが可能です。
ハイレゾ対応
ハイレゾ対応かどうかは、スピーカー・ヘッドホン高域再生性能 : 40kHz以上が可能であること。
つまり、高域再生性能が40kHzが可能であれば、ハイレゾ対応と記載が無くてもハイレゾ対応のイヤホンやヘッドホンということにもなりますが、わざわざ記載しない理由も特に見当たりませんね。
LDACに対応
LDACとは?
LDACはソニーが開発したBluetoothの情報伝送技術です。既存の伝送技術よりも3倍の情報を伝送できるため、ハイレゾ音源をダウンコンバートすることなく伝送できます。
また、ハードウェアではなくソフトウェアでの提供になっているため、ソニーからのライセンスを受ければAndroid スマートフォンでも利用可能になっています。
そもそもBluetoothは音声を圧縮して伝送します。要はワイヤレスにしたがために、イヤホンに送る情報量を少なくするしかありません。そのため有線では再現できていた音質を、ワイヤレスイヤホンでは仕組み上の問題で再現することが難しかったわけです。Bluetoothは音質が悪いと言われるのはここがポイントでした。
しかし、その音質を保ったまま伝送する新技術、LDAC (エルダック) が登場しました。
ハイレゾ対応にしたとしても、その性能をいかんなく発揮するにはハイレゾ音源が必要になってきます。さらに、そのハイレゾ音源をワイヤレス環境で満足に再生するには、LDAC コーデックに対応することが必要ということですね。
Capsule3 Pro 透明白を試した理由
令和になってから何故か平成に流行った製品がまた流行する傾向にあります。
色なんかまさにそうで、クリアカラーの製品がとても流行っています。ゲームボーイカラーや64のコントローラーを思い出しますね。
イヤホンもクリアカラーが流行っていて、有名製品のカラバリでも増えてきているようです。
そこでSOUNDPEATSからもクリアカラーのカラバリが増えました。
⚪New Transparent Colors for Capsule3 Pro!
— SOUNDPEATS (@SOUNDPEATS) September 15, 2023
Style meets sound in the most futuristic way possible – with these earbuds in your ears. pic.twitter.com/N6fQmgccMz
どうやら透明黒も登場予定のようです。どちらもかっこいいというかかわいいというか、デジモノらしさを残しつつカジュアルな見た目になっています。
管理人も平成生まれなので懐かしさを感じました。試す理由はまさにそこです。同じように思っている方は多いんじゃないでしょうか?
届いたCapsule3 Pro 透明白をチェック
そういうわけで平成を懐かしむ管理人の元にCapsule3 Pro 透明白が届きました。
垢抜けた洗練されたパッケージ
SOUNDPEATSの製品は実際に店頭でも販売されています。そのため、パッケージも凝っていて、高級感を感じられるデザインが採用されています。
正面から撮影したCapsule3 Pro 透明白がドドンとデザインされています。
裏面には製品仕様が書かれています。日本の技適マークもしっかり載っていますし、必要な情報は店頭で手に取った時でも裏面から知ることができるようになっています。
いつもはモデルの方が着用した写真が使われていますが、今回はありませんでした。
早速開封してみました。SOUNDPEATS製品は輸送中にも本体が傷つかないようにウレタンで保護されています。
開封時点でも傷は一切ありませんでした。相変わらず梱包はとても丁寧だと思いました。
同梱物
同梱されていた付属品は以下の内容です。
付属品
- 取り扱い説明書 (日本語)
- アプリの案内
- イヤーピース
- 充電用のUSB-Type C to C ケーブル
ケーブルはモバイルバッテリーでの使用を考慮して短めです。また、カナルタイプなので耳に合わせられるようにイヤーピースが3種類付属しています。
本体に取り付け済みのイヤーピースを含めてS、M、Lの3サイズが付属しています。耳の小さな方はもうワンサイズ下のサイズが必要になるかもしれません。
外観を詳しくチェック
ここからはCapsule3 Pro 透明白のデザインについて詳しく見ていきます。
やりすぎない透明感
Capsule3 Pro 透明白はスケルトンカラーですが、艶ありのスケスケではなく、艶消しの半透明カラーなのでクリアでも落ち着いた印象です。すこしザラついています。
材質は透明ポリマーらしいです。
ケースも内側こそスケスケスケルトンですが、外側は艶消しになっているため落ち着いた印象です。手の脂で汚れないため、扱いやすいです。
撮影のためにベタベタ触っていましたが、汚れは全く目立ちません。完全な透明なスケルトンにしてしまうと手汗で濁ったりベタついたりしてしまうことを対策しているっぽいですね。
光にかざすとぼんやりと光りが滲んできれいです。
Capsule3 Pro 透明白と並べてみましたが、垢抜けた印象があります。バッテリーも透けていますが、いい具合のメカメカしさになっていると思いました。
また、ケースを囲うようなグレーのラインが無くなっているので、より無機質さを感じます。プレートもシルバーで、ハードウェアカラー自体はホワイトと同じになっているようです。
本体も潔い透明さ
イヤホン本体はかなり透けるクリアになっています。艶消しなので皮脂でベタベタになることはありません。いちいち拭いて掃除をしなくても、いつでも中がよく見えるようになっています。
ドライバーだけでなくケーブルまで透けて見えるので、かなりメカメカしさを感じますね。ぎっしり詰まっているのでまるで琥珀のようです。
本体にはシルバーのプレートが付いています。その他の金属部品も全てシルバーになっていて、透明な樹脂の筐体に程よい高級感を与えてくれます。
内側から見るとスケスケでメカメカしいですが、装着面から見るとシルバーっぽい印象のほうが強いです。
装着してみた見た目
実際に装着してみたところを撮影してみると、第一印象はやっぱりクリアカラーというよりもシルバーカラーに思えます。垢抜けていて洗練された感じのほうが強いですね。
単純におしゃれなイヤホンとして受け取ってしまっていいんじゃないでしょうか。管理人は夏のファッションととても相性が良いと思いました。ゴツゴツせずシンプルな印象を与えることができます。
耳から飛び出す量もそこまでありません。スッキリと収まってくれるので、ゴツい見た目が苦手な方でも安心です。
こうやって見てみるとシルバアクセサリーのようにも思えてきます。透明な部分は良い意味でほとんど主張がありません。肌との馴染みがとても良いです。
使用感と音質
ここからはCapsule3 Pro 透明白の使用感と、どんな使い方と相性が良いのか管理人目線で解説していきます。
軽いつけ心地と疲れにくい音質
Capsule3 Pro 透明白は、軽いつけ心地で耳が引っ張られるような不快感がありません。管理人の場合なら付属のイヤーピースで着用感は全く問題ありませんでした。
きちんと耳に合うサイズに交換すれば、歩いていてもずれるようなことはありませんし、遮音性についても必要にして十分な性能だと思いました。スカスカすることも圧迫感もありません。
また、音質についても『ノリ良く音楽を楽しむ』ような、低音寄りではあるものの中域もしっかり出ているバランスの良さがあります。高域は控えめで、刺さるような音質にはなっていません。
ベースの量感はたっぷりで、ボーカルはハッキリと、シンバルのような音は必要にして十分な量だけといった具合になっています。外で音楽を楽しむとなると、様々な環境音が鳴っている中でうまく低域を聞かせるCapsule3 Proのような調整が必要不可欠です。
特に低域は周りの騒音に負けやすく埋もれやすいので、量感が多いくらいでちょうどいいです。それと反対に高域はなかなか埋もれず聞こえやすい音なので、出すぎていると耳がシンドくなってきます。
Capsule3 Pro 透明白は長時間の移動でも聞き疲れしにくい音の調整になっていると思いました。街の喧騒に埋もれず、楽しく音楽を聞くことができます。特にJ-POPとの相性が良いです。
移動時間の長い旅行や出張のお供として活躍してくれます。
FLAC音源で本領発揮
Capsule3 Pro 透明白はLDACで接続ができます。
LDACで接続できる端末を使ったうえで、Amazon Music Unlimited等でのFLAC音源のストリーミング再生や、foobar2000等のプレイヤーで手持ちのFLAC音源を再生すると1番良い音で鳴らすことができます。
自ずとLDACに非対応なiPhoneだと不可能なことにはなってしまいます。
Capsule3 Pro 透明白は、LDAC接続で高音質な音源を聞くと有線接続顔負けの音質で音楽を楽しめます。管理人はたくさんハイレゾ音源を持っているんですが、LDAC接続なら、ぶっちゃけPCで聞いているのと大きな差を感じられません。
それくらい技術として素晴らしいです。その技術を活かせるならワイヤレスイヤホンでも音質は良いです。場合によっては下手な有線イヤホンよりも音が良いです。
普段から4万円のオーディオインターフェイスと15万円のイヤホンで音楽を聞いている自分でさえも、『もうあんまりこだわらなくていい時代になったんだな』と解釈するようになりました。
うーん、悲しい!
Capsule3 Pro 透明白は音質目当てで買っても全く問題の無いTWSイヤホンです。見た目もおしゃれで音も良いといういいとこ取りな製品です。
アプリでさらに幅広い音質調整
Cupsule3 Pro Clearはアプリから本体のバッテリー残量の確認やANCモードの切替だけでなく、イコライザーの調整ができるようになっています。
そのままの音質が気に入らなくても、かなり細かく作り込めるようになっていますよ。
本体のドライバー単体自体の能力はとても優れているので、解像度なんかは文句がありません。もし好みの周波数特性があるなら、あとはイコライザーでいじるだけです。
ドンシャリにしたり、カマボコにしたり、いくらでも調整ができるようになっています。
別のイヤホンに変えたくらいに音質に変化が出せるので、10,000円以下のイヤホンと言えど侮れません。
モノの良い素材として活用するという方法も提案できるくらいにドライバーの性能はとても良いです。
ノイズキャンセリングと接続安定性
Capsule3 Pro 透明白に搭載されたANC機能と接続安定性について説明していきます。
実用的なANC
Capsule3 Pro 透明白は外についているマイクで音を拾いながらノイズを打ち消して低減してくれます。
ANCモードは、最大43dBまで騒音を低減します。電車の『ガタンゴトン』という音やファンノイズのような『ゴーゴー』という低音の環境音に対してめちゃくちゃ効きます。
音楽を再生していると電車の『ガタンゴトン』という音は聞こえなくなり、振動だけが伝わるようになるので、おもしろいです。『ゴーゴー』というような環境音というのは音楽の低音域と被ってくる周波数帯域なので、その帯域をカットしてくれるだけでも低域の聞こえ方が改善されます。
その反面、高音ノイズだと消えてくれず、かえってよく聞こえることもあります。電車内で地声高めな女性の会話はよく聞こえてきてしまったので、あくまで音楽を再生しながら使う用途です。
社内アナウンスも聞こえてくるので、乗り過ごしたくない方にはある意味でいいかもしれませんね。
それでも必要以上に音量を上げるようなことはしなくていいです。ANCを有効にすれば、ANCが無効の状態の音量を保つことができるので、聴力保護に貢献してくれます。
実用的な外部音取り込み機能
外部音取り込み機能を使うこともできます。音楽を再生していないのであれば、少し大きめの声でなら会話ができます。
ロードノイズは拾いやすくなっているため、広い通りを歩いていると車の音がよく聞こえてきます。そうは言っも周囲には十分注意して使ってくださいね。
BGMのように音楽を楽しみたいのであれば、かなり実用的です。インナーイヤー型のように音楽を楽しむことができました。
マイク音質は普通
ENC (環境ノイズキャンセリング) を搭載したマイクですが、Bluetooth接続であるため、マイクの音質は正直そこまで良いと思えません。これはBluetooth自体の課題です。
そして仕方のないことですが、設計上、口からマイクまでの距離が大きく離れることになるため、大きい声を出さないとうまく伝わらなかったりします。うるさい環境では声が途切れることもしばしばあります。
どのTWS製品でも通信規格が変わらない限り、マイク音質には期待できません。
接続安定性はかなり良い
Capsule3 Pro 透明白の接続安定性はかなり安定しています。筐体の色が変わっても問題なく接続してくれることに変わりはありませんでした。
例えば、電車の中で何人もTWSイヤホンを使っている場合でも接続が干渉して途切れたりするようなことはありません。駅構内で何人の人とすれ違っても途切れたりしません。
ただ、電車の中で電車同士がすれ違ったときに、音が途切れることがあります。それでも、音が途切れる時というとそれくらいなので、そこまで気にしなくていいと思います。
実用面では全く問題が無いということです。
まとめ
Capsule3 Pro 透明白についてレビューを行ってきました。
今回ご紹介したのは透明白というカラバリなんですが、どうやら透明黒も発売を控えているようです。
個人的には透明白が『着用するとシルバーっぽい』『ケースは透明』という垢抜けたおしゃれなイヤホンだと思いました。
おすすめできるのはこんな方
- おしゃれなTWSイヤホンが欲しい
- コスパに優れた製品が良い
- 聞き疲れしにくい音質が良い
Capsule3 Pro 透明白は聞き疲れしにくい自然な音質を表現するワイヤレスイヤホンです。
キンキンとした高域やドンドンという低域とはかけ離れた音質で、派手な音質を求める方には不向きかもしれませんが、音の分離の良さや解像度は十分持っています。とてもバランスの良い特性で、楽曲の細部に渡る良さを見つけるなら、とてもおすすめな音質です。
イコライザーを使えばもっと好みの音質に近づけられるようになっているので、素材として楽しむという使い方もアリです。
それでいて見た目が垢抜けていてファッションの邪魔になりません。高音質でクリアなワイヤレスイヤホンとなるとCapsule3 Pro 透明白は必ず名前を挙げることになります。
個人的には、一見クリアカラーに見えるものの、いざ装着してみるとシルバーっぽく見えるというのが一番のお気に入りポイントです。ファッションに最大限影響しない見た目は、服にこだわりのある方ならとても重要だと思います。
連続再生時間もイヤホン単体で最大8時間、ケースを併用で最大52時間使用することができます。
タップ操作だけで、スライド操作や幅広い操作には対応していませんが、手頃な価格で音質と見た目に特化したおしゃれなイヤホンですよ。
シルバーアクセサリーのようにイヤホンを着用したい方におすすめです。
ココが良い
- 聞き疲れしにくいバランスの良い音
- 音の分離が良く解像度は高い
- 軽く疲れにくい着け心地
- 8時間の連続再生時間
- 専用アプリが使える
ココはイマイチ
- ANCは高音域をカットしにくい
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