US配列キーボード、Alloy Origins 60のキーキャップを交換しました。
US配列のキーボードはキーキャップの選択肢がたくさんあるので幅広いカスタマイズができます。60%キーボードも操作に慣れてきたので、ライティングの変化に期待をし、今回はHyperXから販売されていたHyperX pudding keycapsが手元にあったので使ってみることにしました。
結果的にライティングは期待通り彩りが豊かなものになり、打鍵感も僅かに向上しています。
また、CHERRY MX対応でOEMプロファイルを採用しているキーキャップであればAlloy Origins 60に問題なく取り付けられるので、カスタマイズの参考にしてみてください。
HyperX pudding keycapsを購入しました
HyperX pudding keycapsとは
HyperX pudding keycapsはフルキーボードにも対応した104キーセットのPBT樹脂製キーキャップです。
キーキャップ上部が文字のみライティングを透過し、キーキャップ下部は全体がライティングを透過する、プリンのような見た目をした、キーボードのライティングをより魅力的なものにするためのキーキャップです。PBT樹脂製で耐久性と打鍵感に優れ、交換後も違和感無く使用することが可能です。
現在、Amazonではこの製品の取り扱いが無く、国内への流通は限られていますが、まだ在庫があるショップもあるかもしれないので、興味がある方は一度調べてみるといいかもしれません。
もともとLogicool PRO Xキーボード用に2020年に購入したものです。当時はAmazonでも販売を行っていました。米Amazonでは継続して販売されています。
届いたキーキャップがこちら
箱がいい感じにエイジング(経年変化)されて到着しました。筆者は中国からガジェットを個人輸入をした経験もあり、外箱がぼろくなっていることくらいでは動じません。中身を購入しているわけなので、中身が無事であればこれくらいは許容範囲だと思っています。
米Amazonの販売ページを見ても外箱のエイジング感が見て取れるので、これがデフォルトかもしれません。ジーパンやレザー製品でもはじめからエイジング加工された製品はよくありますね。
筆者はレザー製品が好きということもあり、エイジングに理解があります。
話が逸れました、本題に戻ります。
内容物はキーキャップとキープラーと配置表です。
キーキャップは厚紙の上に並べられた状態で、動かないようにビニールの中で空気が圧縮された状態で梱包されています。
交換していきます
交換はとても簡単で、付属のキープラーをキーキャップに押し込んでいき、キーキャップの最下部まで到達するとキープラーの爪がキーキャップを掴み込んでくれます。そしたら、あとは上に引き抜くだけです。
きつくハマっているキーもありますが、左右にグリグリと捻るような動作は、スイッチかキーキャップの穴が拡がってしまう恐れがあるので、なるべくスイッチに対して垂直に引き抜きましょう。
キーキャップを引き抜いたら、今度は手でスイッチを押し込んではめていきます。
はめあい精度は良好で、ガタツキは一切ありません。
交換後
全て交換するとこんな感じになりました。ホワイトのキーキャップなので、洗練された清潔感があり、少し野暮ったさのあるブラックよりも好みの見た目になりました。
キーキャップの隙間からはブラックのアルミフレームが見え、キーキャップが強調されて見えます。大きな違和感は無く、いいコントラストになりました。
ライティング
ライティングは想像以上にきれいな発光になり、キーキャップ下部が透過されている影響で輝度が上がりました。輝度を最大にするとこんな感じになります。
キーキャップ交換前は輝度を最大にして使用していましたが、このキーキャップで輝度を最大にすると、眩しくて目がくらみます。
輝度を最低にするとこのくらいの明るさになり、ちょうどいいと思える明るさになりました。カラフルポップでアソートキャンディを散りばめたような外観になり、デスクに向かうだけでも気分が良いです。ぼんやりとした優しい色合いは、イルミネーションを眺めているようで心が静かに安らぐように感じます。
こうやって部屋を暗くしライティングさせると、ネオン看板のようにも思えてきます。ネオン看板が好きな人は結構気にいると思います。部屋の雰囲気を良くするインテリアとしても使えそうです。
実際に作業をする部屋の明るさで見てみるとこんな感じです。主張が強すぎることはなく、ぼんやりと光っていることが確認できます。
打鍵感
キーキャップを交換したことにより、僅かにですが打鍵感が良くなりました。Alloy Origins 60はSHIFTキーやスペースキーのスタビライザーの質感があまり良くなく、キーを押すとカチャカチャと音がなっていました。それが、HyperX プディングキートップに交換をしたところ、若干ですが、そのカチャカチャという音が抑制されるようになりました。
打鍵音はコトコトと軽快で心地いいものです。
これはHyperX プディングキートップのはめあい精度がいいからなのか、キーキャップの重量や重心の差が出たからなのかは定かではありませんが、結果的に打鍵感が良くなったので満足の行くキーボードになりました。
PBT樹脂製のHyperX プディングキートップは、表面にザラつきがあり、手汗をかいても滑りにくいうえ、ベタつきやテカリは発生せず、快適な使用感を維持できています。透過された文字部分と不透明部分の境目には段差や引っかかりも一切無く、シームレスな触り心地になっていて、ビルドクオリティも非常に高いキーキャップになっています。
まとめ ネオン看板のような心地よい発光のハイクオリティキーキャップ
総括
これといったウィークポイントは無く、キーボードカスタムを行ってみたいと思う方にはピッタリな製品だと思います。類似品であれば流通しているので、気になった方はカスタムしてみてはいかがですか?
ココが良い
US配列のキーボードを簡単に見た目をよくできます。
ぼんやりと優しく光る材質で、インテリア効果も高いです。
PBT樹脂製のキーキャップは打鍵感が最高です。
ココはイマイチ
国内で再流通するのか謎です。