みなさん、USBマイクを音声入力用のマイクとして使っている時間は長いほうですか?それとも短いほうですか?
この記事ではUSBマイクを購入するつもりだけど、高価な買い物だからこそ、マイクとして使わない時間もできる限り有効活用したい方向けに、聴くのも高音質なUSBマイクを紹介していきます。
と、言っても自信を持っておすすめできるUSBマイクはめちゃくちゃ限定されてしまったりするので、めちゃくちゃ狭いニーズを満たそうとするマニアックな記事になっています…!
それでは紹介していきます!
USBマイクの新しい選び方

USBマイクを活用する時間というのは、当然ながらマイクとして使っている時間ですね。
しかし、その時間って要は自分の声をなにか誰かに届ける必要があるときだけです。
例えば、VCをしたり、配信をしたり、会議をしたり、そういう自分の声を使ってコミュニケーションを取りたい時にしか出番がありません。
当然のことではあるんですが、そんなに長いこと使わない場合もありませんか。
動画見たり音楽聴いたり
マイクを使っている時間と動画見たり音楽を聴いたりする時間の方が長いという方って多いんじゃないでしょうか。
管理人がまさにそうなんですが、友達と都合が合わないときはYou tubeや音楽を聴いています。マイクを持っていますが、ほぼほぼマイクとして使っていません。
ダイレクトモニターの音量バランスも調整すればPCからの音のみを聞くことができます。
この記事を見ている皆さんはどうでしょうか。
感覚的にマイクを使う時間の方が短いんじゃないでしょうか。
聞き専にもおすすめできるUSBマイク
つまり、実質的に『話す時間』よりも『聴く時間』の方が長いのであれば、高音質にメディアを楽しめるUSBマイクを買ったほうが実用的なんじゃないだろうか。そのためにオーディオインターフェースが内蔵されているわけでもあります。
さらにマイク+オーディオインターフェースを購入するよりもギリギリ安価に抑えることができます。
そう思った方におすすめできるUSBマイクが一応あります。USB-DAC的に使っちゃいましょう。
【候補1】SHURE MV7
高価ではあるものの価格に見合った性能の単一指向性ダイナミックマイク
アメリカの超老舗音響メーカーであるSHUREのUSBダイナミックマイク。USBマイクの新しい代名詞になりつつあるMV7ですが、音響メーカーが高価格帯で発売しただけあって、音質面では妥協がありません。音楽鑑賞も自然かつ楽しく聴けるようになっています。ノイズ耐性もバッチリなので、予算があればこれ1択。
MV7 | |
指向性 | 単一指向性 音を拾える範囲はかなり狭い |
感度 (ゲイン) | 本体とPC側で調整可能 |
ミュートスイッチ | あり |
ダイレクトモニター | できる |
価格 | Amazon価格 : |
使い勝手 | 極めて良い USB-DACとして使える |
聴く音質 | 音楽鑑賞で不自然さが一切無いレベル ノイズ : 音量MAXでホワイトノイズが発生 |
こんな人におすすめ
- オーディオインターフェースを揃えるほどではない
- マイクとしても拘りたい
- ついでにUSB-DACも欲しい

なんだかんだ使用率が高くなってきました。TVでも芸能人のデスクがチラッと映った時にMV7が映り込んでいるときがありますよ。もう予算があればほんとこのマイクです。
【候補2】Endgame Gear XSTRM
いい意味で適当に使える単一指向性コンデンサーマイク
ドイツのゲーミングデバイスブランドであるEndgame GearのUSBコンデンサーマイク。日本だとゲーマー以外にはそこまで知名度が高くありませんが、意外なことにこのマイクがめちゃくちゃ使い勝手が良いんです。AIノイズキャンセリング機能を搭載していて、マイクに詳しくない人でも簡単に使いこなすことができます。音楽鑑賞はMV7に劣るものの、楽しくは聴けるようになっています。マイクをミュートした時のノイズ耐性はMV7以上です。
Endgame Gear XSTRMのレビュー記事を見に行く
XSTRM | |
指向性 | 単一指向性 |
感度 (ゲイン) | 本体とPC側で調整可能 |
ミュートスイッチ | あり |
ダイレクトモニター | できる |
価格 | Amazon価格 : |
使い勝手 | とても良い USB-DACとして使える |
聴く音質 | 若干ひらべったい音だけど音場は広い ノイズ : マイクミュート時は一切無し |
こんな人におすすめ
- ピカピカ光るやつもいい
- マイクとしても拘りたい
- ついでにUSB-DACも欲しい

AIノイズキャンセリングはとても便利です。USB-DACとして使うにはちょっと癖のある操作性なんですが、音質が良いです。
注意点
気にすべき?な注意点ですが、一応あるのできちっと紹介しておきます。
基本的におまけ機能なものが多い
上で紹介した製品以外のUSBマイクはオーディオインターフェースとしての性能はおまけ程度です。一応、ダイレクモニターができますくらいの品質です。
どういうことかと言うと、まず搭載されているDAC (音質の大本) の品質が良くありません。音質はマザーボードと同等程度です。
さらにノイズ耐性がありません。サーッとホワイトノイズが鳴りっぱなしな製品がほとんどです。ヘッドホンでも気になる音量でホワイトノイズが鳴り響きます。
そのため、消去法で紹介した2つくらいしかまともに使えると思えるものがありません。
なんのDACか分からない
音質が良いと言っておきながら申し訳ありません。音質そのものを決定づけるDACですが、メーカーがスペック表で詳細を公表していないため、なんのDACが載っているのか分からないんです。
その音が気に入ったから、単体でUSB-DACを購入しようと思っても型式が分からないため、何を買えばいいのか分かりません。
気に入りそうかどうかは別
音質傾向は個人の好みが大きいです。そのため、管理人が良いからと言っても皆さんが気に入るわけではありません。また、接続するイヤホンやヘッドホンでも音質傾向が左右されます。
EQを使いたくなってもEQを非搭載なUSBマイクを使うと音質を好みに合わせて調整することはできません。それでもEQが使えるUSBマイクでまともな音質があるわけではないため、音質が気になる方は上の2種類から選んだほうが無難ですよと言わざるを得ないのが現状のUSBマイク市場です。
まとめ

友達とゲームの趣味が合わないとマイクの出番は少なくなりがちです。せっかく高価な買い物したんですけどね。
管理人はSHURE MV7を2020年に買ったんですが、現在までの期間のほとんどをUSB-DACとして使用しています。
そんな管理人のような使い方をしたいであろう、究極にニッチな需要を満たそうとした記事でした。
個別の記事に詳しいことが書かれているので、ぜひ読んでみてくださいね。